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東西南北

 本頁で報じているダッタフォーリャの調査ではテメル政権に関する調査も行われている。それによると、国民のテメル政権不支持率は82%にも及んでいることがわかった。さらに、「経済状況は悪化している」という意見も72%に達している。テメル政権としては、「景気は回復した」として、前財相のエンリケ・メイレレス氏を大統領選に出馬させる意向だが、これでは苦しい。その一方、発生当時は国民の9割近くが支持していたはずのトラック・ストに関しても、今となっては69%の国民が「損失が大きかった」と答えている。政府も国民も、まだまだ混乱の真最中といったところ。果たして10月はどうなる?
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 10日付アゴラ紙によると、昨年の5月以降の約1年間で、携帯アプリのサービス、ウーベルのタクシーの中で出産を迎えた母親が全国で36人いたという。月間に換算すると、ひと月に3人の赤ちゃんがウーベルの中で生まれていることになる。このようなことが起きるのは、交通渋滞などが原因となって、産婦人科に到着する前に赤ちゃんが生まれてしまうためだ。ウーベルは安くて捕まえやすい便利なサービスだが、意外なところでも役に立っている?
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 11日、バイア州南部のファロルの海岸で、負傷して死亡した大型のクジラが打ち上げられ、話題を呼んだ。このクジラの体にはサメに噛まれた跡があったという。バイア州ではこの5月も、別の浜辺で同様のクジラが打ち上げられたという。体の大きさでは圧倒的に勝るクジラだが、サメの凶暴さや鋭い牙には勝てないか。