リオ五輪柔道女子で金メダルを獲得したラファエラ・シルバを育て上げた藤井裕子さんが、女性として初めて、ブラジル柔道男子代表監督に任命されたことが国際柔道連盟から発表された。藤井さんは、12年ロンドン五輪で英国代表女子を指導、13年5月からブラジル代表女子コーチに就任。リオ五輪での指導実績が評価され、昨年の本紙主催「第61回パウリスタ・スポーツ賞」でも表彰を受けていた。東京五輪まで残り2年。110年の歴史を刻んだ日本移民が築いてきた日本式柔道を体現するブラジル人選手の活躍を、東京五輪でも見たいところ。