ミナス・ジェライス州都ベロ・オリゾンテ市のミネイロン競技場でのW杯観戦が、27日のブラジル対セルビア戦の観戦会での事故を受け、有料化される事になった。
27日の事故は、午後2時の段階で、最大収容人数の3万人に達したために門が閉鎖されたが、締め出された約9千人の観客の一部が柵を乗り越えて中に入ろうとしたため、門の一つを警備員が開けた事で起きた。
大勢の観客が一つの門に殺到し、押し倒された人が出たが、後ろにいた人達が倒れた人を次々に踏みつけて前に進もうとしたもので、負傷者の内、女性3人と男性1人は病院に運ばれて手当てを受けた。
幸い、大怪我にはならず、全員がその日の内に帰宅したが、観戦会開催者は事態を重く見て、観戦会を有料にする事にしたという。
7月2日(月)の対メキシコ戦の入場券は1人10レアルで、29日から発売開始となる。発売箇所はミネイロン競技場北側の券売所(午前8時から午後8時まで)と市内各所の発売所、ならびに主催者のサイト(https://www.centraldoseventos.com.br/mineiraoArenaN1)だ。
主催者側によると、24日も同競技場での観戦会は満員だったという。主催者は、「有料化は観客の安全確保のためで、2日の観戦会では入場券提示が義務付けられる」と話している。(28日付G1サイトより)
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