ブラジル動物性蛋白協会(ABPA)が4日、5月のトラックストの影響で、6月の鶏肉と豚肉の輸出は激減したと発表した。
鶏肉の場合、生肉と加工製品の輸出は、昨年同月比で36・9%、前月比でも30%減の23万4千トンで終わった。これに伴い、輸出額も、昨年同月比で41・9%、前月比でも20・8%減の3億5800万ドルとなった。
一方、豚肉は、昨年同月比で44・9%、前月比でも27%減の2万9700トンを輸出するに止まった。輸出額は、昨年同月比で29%、前月比でも30・5%減の5790万ドルとなっている。
ABPAのフランシスコ・トゥーラ会長は発表に際し、「5月に起きたトラックストにより、幹線道路や港が封鎖され、各国に輸出する製品の積込み量が落ちた結果だ」と明言した。ABPA事務局長のリカルド・サンチン氏は、「7月には月間輸出量も通常通りになる」との見通しも明らかにした。(4日付G1サイトより)