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《ブラジル》ヤマト・ミュージック社=世界のポップ文化集める=ワールド・ポップ・フェス開始=集客9万人見込む大イベント

WPF出演者のロックバンドFlow(提供写真)

WPF出演者のロックバンドFlow(提供写真)

 ヤマト・ミュージック(近沢隆代表取締役社長)は19~22日の4日間、サンパウロ市マート・センター(Rua Chico Pontes, 1500, Vila Guilherme)で世界のポップ・カルチャーを集めた『ワールド・ポップ・フェスティバル』(以下WPF)を開催する。第1回目の本回は日本、韓国、米国、英国、メキシコから人気の音楽家や俳優、声優など有名人を招聘する。会場ではショーや講演会のほか、コスプレ大会や野球体験コーナーなども行なわれる。予測集客数は9万人、会場面積は5万平米という大イベントについて近沢社長に取材した。

WPFイメージ画像

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 日本からはアニメNARUTOなどの主題歌で有名なロックバンド「Flow」のショー、機動刑事ジバンを演じた俳優の日下翔平さんの講演会などを予定している。
 世界中で熱狂的な若者ファンを抱える韓国のK―Popグループ「Black 6ix」「RAINA」も参加。米国からはドラァグ・クイーン(男性が女性の姿で行うパフォーマンスの一種)のPhiPhi O`hara(フィフィ・オハラ)、メキシコからは大人気のコメディドラマ「Chaves」の主演女優アナ・リリアン・デ・ラ・マコッラさんが座談会を行なう。
 同社は2017年までの14年間、日本祭りと同時期に「アニメ・フレンズ」を主催していた。同イベントは今年から別のイベント会社のマル・ディヴィジョン社が主催する。
 近沢代表はWPF開催について「私達が応援するのは日本のポップ・カルチャーだが、それだけでは客層が限定される。各国のものを同じ場所で取上げることで、日本以外のファンが日本のポップ・カルチャーにも目を向けるようになってほしい」と説明した。
 アニメ・フレンズへの協力を他企業に求める際、「アニメ」という括りが障害になることもあったそう。「例えば映画やゲーム関係はアニメという名前が付くと、どうしても入りにくい雰囲気があった。近頃はアニメブームも落ち着き、民営放送でもアニメ番組を流していない。集客の面や日本のポップ・カルチャーを大きく広げるため、他のイベントを考えていた」と説明した。
 同社で日本側との交渉や通訳を担当するギリェルメ・マノエル・ヴィラ・ドス・サントスさんは「現在、ブラジルの若者から特に人気を集めているのがK―Popやドラァグ・クイーン。特撮番組のヒーローも出演することで来場客の年齢層も広がる。将来的には家族で来場できるイベントにしたい」と出演者などの企画の意図を補足した。
 WPFは今年3月から企画し始めたため、来年からの参加を考えている企業が多いそう。「来年から本格的に。映画、アニメ、漫画に音楽とたくさんあるが、ブラジルで日本のポップ・カルチャーを守り続けていきたい」と語った。
 WPFの入場券は前売り60レアル、当日は70レ。10歳以下の子供は無料。詳細は同サイト(http://worldpopfestival.com.br/site/index.php)まで。