【既報関連】連警による労組登録手続き不正捜査〃偽登録(RE)作戦〃の捜査対象となり、5日付で労働相職を辞任したヨムラ・エウトン氏の後任として、弁護士のカイオ・ヴィエイラ・デ・メロ氏が10日付で就任したと、同日付現地紙、サイトが報じた。
ヨムラ労相が辞任してから、10日までの間はエリゼウ・パジーリャ官房長官が臨時で労相職を兼任していた。
テメル大統領はこれまで、ブラジル労働党(PTB)に労相のポストを与えてきたが、ヨムラ氏の後任にはPTB色のついた人物ではなく、純粋に労相職務に適切な人物を選ぶ意思を示しており、この人選に至った。カルロス・マルン連邦政府総務室長は、「テメル大統領が自ら、自分に近しい人々に相談し、新労相を決めた」と語っている。
マルン室長は、ヴィエイラ・デ・メロ新労相は労省内の関連ポストの人選を自由に行う権利を持つとした。また、PTBに関しても、「PTBはテメル政権で大きな役割を果たした。昨年成立した改正労働法は、同党が政権に遺した大いなる遺産だ」と語った。
ヴィエイラ・デ・メロ新労相は、ジウマール・メンデス最高裁判事の妻のギオマール・メンデスが所属する弁護士事務所の相談役で、2008年~09年には、ミナス州の第3地域労働裁判所の法務部門担当副長官を務めたこともある。