【既報関連】広島県人会の平崎靖之会長は11日午前に同県人会役員らと会議を行い、支援活動を決定した。知事の来伯中止に加え、「もともと20人の慶祝団だったのが2人になるとの連絡が入った」と緊縛した様子。
その上で「今回は広島県だけでなく、他県にも被害が出ている。ここはブラジル日本県人会都道府県連合会の山田康夫会長とも話し、日本祭り後まで待った方が良いのでは、という意見が出た」とのこと。
平崎会長は広島県土砂災害(2014年)の義捐金キャンペーンの例にならって支援活動を行なうつもりだ。同会長は12日に県連の山田会長と会議を予定。
今回の決定を受け、今後、募金用の口座開設などの準備を経て、県連日本祭り(20~22日)以降に呼びかけを本格化させる模様だ。平崎会長は「できることをやろうと思う」と語った。
なお、鹿児島県人会の上園モニカみちえ会長は11日に来社して、「母県からの慶祝団の来伯予定に変更はない」と現状を説明し、元会長や副会長らと募金活動などについて、11日夜に話し合いを行うと語った。
広島、岡山についで死者が多い母県を持つ愛媛県人会では、今回の豪雨被害について「現在、母県と連絡を取り合っている」とのこと。
総務省消防庁災害対策本部により、「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」の被害状況は11日午後1時45分(日本時間)で死者数は168人、行方不明者は約57人と発表された。昨日同時刻の発表から、避難所・避難者数は減ったものの、死者、行方不明者数は増加している。