テメル大統領と上下両院議長がいずれも職務で国外に出たため、カルメン・ルシア最高裁長官が17、18日に大統領代行を務める。同長官の大統領職代行は3度目だ。一部の国民は、カルメン氏が最高裁長官としての業務を遂行できない間の代行が予想されるトフォリ副長官が、逮捕中のルーラ元大統領を釈放させる動きに出るのでは、と案じていた。それはトフォリ氏に親ルーラ派、親政治家のイメージがあり、人身保護令適用にも積極的だったためだが、今回はトフォリ氏も国外におり、最高裁長官代行は最高裁長老のセウソ・デ・メロ判事が務めることに。今回は、一瞬の隙をついた政治ドラマは起こらなさそうだ。
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サンパウロ市の大気の湿度が16日に21%(一部では18%)まで低下し、異常乾燥注意報が出た。これに伴い、大気汚染の悪化も心配されており、ドン・ペドロ公園(セントロ)、イタイン・パウリスタ(東部)、コンゴーニャスとグラジャウー(共に南部)などが、「注意すべき地域」に指定された。こうした状況だと、高齢者や子どもを中心に、呼吸器疾患や心臓疾患が起こりやすくなる。くれぐれも水分補強などに気をつけて。
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今日からサッカーの全国選手権が1カ月ぶりに再開する。第13節は今日と明日行われ、今日はコリンチャンスが本拠地でボタフォゴと、サンパウロが敵地でフラメンゴと対戦。明日はサントスとパルメイラスとのクラシコ(伝統カード)がパカエンブー・スタジアムで行われる。サンパウロ州の4強は、いずれも上位進出の可能性があるため、目が離せない。
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