ブラジル初上陸となる日本の酒類(日本酒、ビール)や菓子類(クッキー、飴など)や調味料など約30品目を、県連日本祭りのJETROブースで無料試食できる。なかでもメンマや「うま辛」な調味料などは当地ではごく珍しい。北海道から熊本まで15ほどの企業が出品する。
これはJETROサンパウロ事務所(大久保敦所長)が、ブラジルに新規参入・販路拡大の可能性を探る中小企業に代わって、消費ニーズの調査やバイヤーとの商談を行うもの。
日本の中小企業にとって距離や言語の違いなどが参入の障壁となるブラジル市場。JETROは日本食を国際的にアピールすることや、輸出金額の増加などを目指し、企業に代わって商品を売り込むことで新規参入・販路拡大を後押しする狙いだ。
1品目あたり100人を目安にアンケートをとるつもりで、その結果を企業に報告する。また、ブースにバイヤーを呼び込み、商談を代行。関心をもったバイヤーには商談後も働きかけを行う。
今回は初めて県連に出品企業の募集や商品の輸送について協力を仰いだ。大久保所長は「今後も県人会から各地の企業・商品についての情報を得て活用したい」と話す。
来場者はアンケートに回答することを条件に、ブースで商品を試食、試飲することができる。山本裕也さんは「用意したのはそれぞれ100から150食ほど。関心のある方はお早めにいらしてください」と呼びかけた。