リオ州パラチー市で開催され、ブラジルを代表する恒例の文学祭、パラチー国際文学祭(FLIP)が明日(25日)から開催される。23日付G1サイトなどが報じている。
2003年にはじまったFLIPは、今年で16回目を迎える。今年の予算は前年の580万レアルから50~100万レアルほど削減されているようだが、今年も国内外から文学界の重要人物33人(男性17人、女性16人)を招くという。
FLIPでは毎年、ブラジルが誇る、優れた文学人をテーマにしているが、今年はイウダ・イルシュ(1930~2004年)が選ばれている。
イウダはポルトガル語の現代詩の詩人としては最も影響力のある人物の一人で、開催期間中は、彼女の作品の功績に関する討論会が行われる。
昨年のテーマは黒人作家のリマ・バレットで、人種差別を主題に討論した。主催者側は、昨年同様、今年も女性に対する暴力などの抑圧を主題にしたいという。
オープニング・セレモニーには、大御所女優のフェルナンダ・モンテネグロも参加するという。