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県連日本祭り=飾りも豪勢に楽しませる=文化スペースに一般作品

真剣なワークショップ参加者ら

真剣なワークショップ参加者ら

 今年の県連日本祭り文化スペースは野外テントで行われ、折り紙、切り紙、和紙絵、折り布、漫画、絵手紙、書道、墨絵、押し花のワークショップが並んだ。
 屋外という特徴を活かしエキスポの建物とテントの間に網を設置し、参加者が作った作品などを飾りつけた。来場客らはたくさんの色鮮やかな飾りに歓声を上げ、写真撮影に興じた。ワークショップや作品販にも大勢の人が足を運び、日本文化に触れた。入り口までには装飾が施された鶴の像も設置され、来場者の期待感を高めた。
 和紙絵コーナーを手伝っていた一宮佳代子さん(49、高知県)は日本から来伯。高知県の株式会社ペーパーワンに勤めている。和紙絵コーナー出展者の鈴木セシリアさん(ワールド・ペーパー社社長)と交流があり、日本祭りに初参加することに。
 「高知県人会の姿寿司はオレンジの酢がきいていて美味しかったです」と微笑み、「こんなに大規模の日本祭りが行われていることに驚き。伯日系社会の大きさや繋がりの強さ、またブラジル人の日本への関心の高さを感じる」と語った。
 作ったばかりの折り布作品を眺めていたワダモリ・アナさん(44、二世)はリオ州から2回目の参加となる。「ブラジル一大きい祭典なので楽しみにしていた」と語った。「迫力のあるよさこいソーランや太鼓演奏も良かったわ。来年も休みがあれば来たい」とさっそく来年の期待をしていた。