ブラジル郷土民謡協会(斉藤美恵会長)は第30回全伯大会を8月5日午前9時から、サンパウロ市の宮城県人会館で開催する。優勝者は10月に日本のさいたま市文化センターで開催される「日本郷土民謡民舞全国大会」にブラジル代表として派遣される。
当日は日本から慶祝使節団4人、椿真二(団長代行、日本郷土民謡協会事務局長、名誉教授)、椿真次(公認教授)、椿真代志(同)、小椋孝子(同)4氏が派遣され、昼から民謡ショーが披露される。日本からすれば、ブラジルは海外最大の民謡人口を抱える場所であり、ベロ・オリゾンテ、マリンガ、ロンドリーナ、サントアンドレにも支部がある。
出場者は約100人。午前9時から11時がコンクール、午前11時から30周年式典、昼食および民謡ショー、午後1時から再びコンクール。黒田節、新相馬節、ソーラン節、北海盆唄などなじみの民謡で次々にノドが競われる。
北原民江副会長は「若い人たちに関心が高まっており、今年は活気が出ました。全く初めての新人が15、6人も出ます。非日系人で始める人も。和太鼓や三味線をやっている人たちが、次は民謡という具合にはじめている」と分析した。
斉藤会長は「節目の大会です。ぜひ皆さん応援に来て下さい」と呼びかけた。