選挙高裁が1日、ブラジルの有権者は1億4730万2354人で、14年の統一選挙の時より3・14%増えたと発表した。
選挙高裁によると、これらの有権者は、全国5550市ならびに110カ国に在住している。
ただし、このうちの140万9774人は、政治活動への参加を禁じられており、出馬する事も投票する事も出来ない。
有権者の52・5%は女性で、7733万7918人に上る。男性は6990万1035人だ。14年は女性が7445万9424人(52・13%)で、男性が6824万7598人だった。
国外在住の有権者は35万4184人から50万727人に、41・37%増えた。
今回の選挙では、性転換手術を受けた人や女装の男性も、社会上の通り名で選挙人名簿に登録する事が認められた。今回は国外の5人を含む6280人が、有権者登録や登録内容(名前)の変更を依頼した。
全体の有権者数は3・14%増えたが、任意投票の16/17歳で投票を希望し、有権者として登録した人は140万617人(同年齢層の人口の21%)で、前回選挙時の163万8751人(同年の同年齢層の人口の23%)より14・53%減った。この年齢層の有権者は全有権者の0・95%を占める。
有権者が最も多い年齢層は45~59歳の3574万2439人で、全体の24・26%を占める。25~34歳の有権者も、3114万9869人で21・15%を占めている。
投票は任意となる70歳以上の有権者は1202万8495人(8・16%)で、4年前の1082万4810人より1・12%増えた。
学歴別に見た有権者は中学までで中退した人が3806万3892人(25・84%)で最も多い。高卒者の3367万6853人(22・86%)がそれに続く。
有権者数最多州はサンパウロ州で3304万411人。2位はミナス・ジェライス州の1570万966人、3位はリオ州の1240万6394人だ。有権者が最も多い市はサンパウロ市で905万2724人。最も少ない市はミナス州のセーラ・ダ・サウダーデで、941人しかいない。
地域別の有権者の割合は、南東部43・4%、北東部26・6%、南部14・5%、北部7・8%、中西部7・3%となっている。(1日付アジェンシア・ブラジル、同G1サイト、2日付エスタード紙、同フォーリャ紙より)