旅行会社トレンディ・ツーリズモ(関根いつ子社長)が4日、「コーヒー探訪シリーズ第二弾 日帰りサントスツアー」を開催し、20人が参加した。ツアーではモンテ・セーラの丘やコーヒー博物館などの観光名所めぐりのほか、元コーヒー鑑定士で現在教授としてコーヒー鑑定を教えるニルトン・リベイロさんのコーヒー鑑定特別講座を受講した。
サントス商工協会に着いた一行はリベイロさんの講座へ。この講座には毎年日本からの参加者もおり、今年7月には日本人向けの特別講座も開催したという。
リベイロさんはコーヒーの種類や栽培方法、収穫方法について説明した。リベイロさんによるとブラジルでは現在約170種のコーヒーが育てられている。
収穫したコーヒーは良いものから外国に輸出されていくが、日本企業が購入していくのは根に近く、栄養豊富な実だそうだ。リベイロさんは「残念なことだが、良いコーヒーが飲みたいならブラジルの外に行くのが手っ取り早い」と話し、一行の笑いを誘った。
リベイロさんは2013年までプロのコーヒー鑑定士として一日600杯以上飲んでいたそうだ。本講座ではリベイロさんの指導のもと、「カッピング」と呼ばれる試飲での鑑定も体験した。
その後はサッカーチームサントスFCのホームや移民の像などを見学し、サントスの歴史に触れる一日となった。