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東西南北

 先週からテレビでの選挙の討論会がはじまったが、16日はバンデイランテス局が複数の州で知事選の討論会を行った。サンパウロ州では7人の州知事候補が集まり、討論を行ったが、支持率で競り合っているジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)とパウロ・スカッフィ氏(民主運動・MDB)の2人が、直接的に絡む場面は見られなかった。この日、もっとも質問を受けたのはドリア氏で、その中には、マルシオ・フランサ現知事(ブラジル社会党・PSB)からの「あなたはサンパウロ市の市長を辞任しないと43回も言っていたのだが」という皮肉もあった。まだはじまったばかりだが、これからどうなるか。

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 16日、サンパウロ市中央部(セントロ)のイジエノーポリスで、アプラクスというビルの窓ガラスを交換していた24歳の青年が15階から落下し、死亡する事故が起きた。落下の原因は、この青年の安全具についていた防災用のロープが外れたためと見られている。ロープには切れた跡はなかった。同ビルは界隈ではかなり有名な建物で、事故後にできた人だかりのため、通報後に駆けつけた青年の両親は、建物に入れず、長時間待たされたという。両親のショックもさぞや大きかったことだろう。

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 16日に行われたサッカーのブラジル杯準々決勝の第2試合で、パルメイラスはパカエンブー・スタジアムでの対バイア戦に1―0で勝利。初戦は0―0の引き分けだったので、これで準決勝進出を決めた。準決勝の相手はクルゼイロで、試合は9月12、26日の両日に行われる。展開次第では、決勝で宿敵コリンチャンスと対戦の可能性もある。