18日に起きたロライマ州パカライマでのベネズエラ移民の避難所など焼討のニュースはブラジル国民に強いショックを与えている。「困った時、南米人は同胞」と昔から言われていただけに、裏切られたような気分か。それにしても、ベネズエラ移民問題は、移民に反対する団体がネットで偽情報を流すなどして、凶悪化していた、との報道は気にかかる。5月のトラックストが、食品や家畜などに甚大な被害が出るほど無駄に長引いた際も、ワッツアップを通じて極右化した政治団体がストを乗っ取っていたことが明らかにされている。今後、こういう「隠れた暴走」を止めないと、また新たな被害が生まれそうな気がするのだが。
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フォーリャ紙の編集長をつとめていたオタヴィオ・フリアス・フィーリョ氏(61)が21日、膵臓癌のため、入院中のサンパウロ市シリア・リバネス病院で亡くなった。同氏は、今やサンパウロ市の名物にもなっている、同市西部ベリーニにある大型斜張橋の名前にもなっているフォーリャ紙の社長オクタヴィオ・フリアス・デ・オリヴェイラ氏の息子でもあり、18歳からフォーリャ紙の働きに参加。同紙のみならず、戯曲や多数の著書も手がける多彩な才能で知られていた。
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イボッピが20日に発表したサンパウロ州知事選の世論調査では、かねてから接戦が伝えられていた前サンパウロ市市長のジョアン・ドリア氏とサンパウロ州工業連盟会長のパウロ・スカッフィ氏の支持率が、20%と18%で、大接戦となっていることがわかった。ドリア氏が敗れれば、6期続いた民主社会党知事が途切れることになるが、果たしてどうなる?