南大河州都ポルト・アレグレ市は昨年、姉妹都市である石川県金沢市から徽軫灯篭を寄贈されている。市は灯篭の周りを造園し、今月17日に新たに設置された銘板の除幕式を行った。
昨年が姉妹都市提携50周年だったっことから寄贈された徽軫灯篭。モイーニョス・デ・ベント公園に設置された後、日系建築家の福家(ふけ)マダレーナさんが、灯篭の周囲3メートル四方ほどの場所に石や草を配置し、日本庭園風に仕上げた。
今月17日、山田彰駐伯大使、ポレト・アレグレ市のレアンドロ・デ・レモス経済開発課書記官ら立会いの下、姉妹都市について日ポ両語で説明した銘板の除幕が行われた。関係者や市民など50人近くが集まり、上野ケイイチさんによる太鼓の和太鼓演奏や、歌手・中平マリコさんによる日本語とポルトガル語の歌が披露された。
南日伯文化援護協会の谷口浩会長(67、広島県)は、「灯篭が設置された当初は何も無いところにただ置いただけだったが、これで格好がついた」と胸を撫で下ろし、「市のシンボルになってほしい」と期待を込めた。