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東西南北

 6日に起きた大統領候補のジャイール・ボルソナロ氏刺傷事件は、7日からの3連休のブラジルの話題を独占した。テレビでの政見放送の時間が8秒ときわめて短い同氏にとり、「最大の宣伝効果」と語る支持者が多い。事件直後、市場では「大統領選での同氏の勝機が高まった」として、ドルが0・95%下がり、逆に株式市場指数が上がった。同氏の息子のフラヴィオ氏も9日、「もう勝負は決まった」と自信の発言を行っている。2014年の大統領選で、エドゥアルド・カンポス氏が飛行機事故で他界し、マリーナ・シウヴァ氏が代理出馬した際は、支持率が8%から21%に上がったが、果たして今回は?
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 アラゴアス州マセイオで8日、市会議員のシルヴァニオ・バルボーザ氏(45、民主運動)が、自宅アパートで26カ所をナイフで刺された変死体で見つかった。合鍵を持っていた秘書が見つけ、警察に通報。容疑者は9日にパライバ州で逮捕された。同容疑者によると、15日ほど前にバルボーザ氏と知りあい、同氏が豪華な車を持っているのを知って、強盗を思いついたという。バルボーザ氏は2012年に同市議に初当選し、2期目をつとめていた。
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 サッカーの全国選手権、サンパウロは8日、本拠地モルンビでバイアに勝利したが、インテルナシオナルも翌日、グレミオに勝利したため、勝ち点同点の得失点差で2位のまま。一方、パルメイラスは、本拠地アリアンツ・パルケでのコリンチャンスとの伝統の一戦を1―0で制した。これで3連勝となり、勝ち点差3で3位と、首位を追走中。