パラグアイのルイス・アルベルト・カスティグリオーニ外相が11日にブラジリアで、アロイジオ・ヌネス・フェレイラ外相と会談の時を持ったと11日付現地地サイトが報じた。
パラグアイは8月15日に新政権が発足したばかり。カスティグリオーニ外相が就任後初の国外訪問地に選んだのがブラジルだ。パラグアイとブラジルは、政権交代前から両国を結ぶ橋の建設を協議していたためだ。
11日に開かれた外相会談では、パラナ州を流れるパラナ川とパラグアイ川、マット・グロッソ州を流れるアパ川の三つの川に掛ける橋の建設が議題に上った。両外相の会談では、橋の建設プロジェクトの内容と共に、安全確保や不正防止についても話し合われた。
これらの橋の建設は、両国間の貿易や交通での利害関係だけではなく、パラナ、マット・グロッソ両州とパラグアイとの交易、交流にも関係している。
このため、パラグアイ外相は、ブラジル外相との会談に先立つ10日にパラナ州政府の関係者達と会い、具体的なプロジェクトについて協議する時も持っている。
パラグアイ外相は、8月にも、マット・グロッソ州カンポ・グランデ市で同州政府関係者との会合を開いており、両国を繋ぐ輸送路の開発とそれがもたらす貿易上の利益について協議している。また、文化や芸術、学術面のプロジェクトについても具体的な話し合いを行ったという。