聖南西地区のイビウナ市で青しそを生産し、サンパウロ市などで販売している瀬尾正弘さん(84、徳島県)が、「もっと一般家庭や日本食レストランで青しそを使ってほしい。ぜひブラジルらしい使い方も開発して」と呼びかけている。
ソバの薬味、天ぷら、手巻き、和食料理の添え物などに欠かせない香り抜群の青しそ。かつて、本格的に青しそを作る農家がいなかったため、20年前から生産を始めた瀬尾さん。
「世の中は不景気だが、不思議なことに毎年2割増しの勢いで消費が増えている。多分、日本食ブームに乗っているのでは。今20軒ほどの日本食レストランに下ろしているが、まだ使っていないところがたくさん。血液の循環が良くなるし、ビタミンやカルシウム、鉄分が豊富な食材。もっとブラジル人にも消費してほしい」と語る。
リベルダーデ区ガルボン街のカザ・ブエノ、エスツダンテス街のタジマヤなどで販売中。
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