希望の家福祉協会(小渡ニバウド理事長)は「第40回緑の祭典」を29、30の両日、イタクアケセツーバの同施設(Trav. Hideharu Yamazaki s/ n da Estrada do Tronco)で開催する。
例年1万5千人近くが訪れる同協会最大の催し。産地直送の農作物や花卉類、衣類、化粧品などのほか、日本食の販売も。舞台では太鼓や歌手によるショーなどが終日催され、子供広場も年々拡大している。
同施設は知的障害を抱える入居者65人がおり、介護費がかさむなど厳しい運営状況にある。そのなかでも、イベント収益が運営費の3分の1を占めるまでになり、同祭はとりわけ重要な収益源となっている。
案内のため来社したフジダ・ダニエル実行委員長、ナカダ・リカルド、イシキ・マノエル両理事は「施設職員、2千人のボランティア、協賛企業のどれか一つでも欠ければ実現はできない」と謝意を滲ませ、「何よりもお客さんに楽しんでもらえるよう、心からのおもてなしでお迎えしたい」と参加を呼びかけた。
入場料5レだが、8歳以下の子どもと60歳以上の高齢者は無料。本紙編集部では無料入場券も配布している。
開催時間は、29日が午前10時から午後6時、30日が午前9時から午後5時。開会式は初日正午から。両日とも開場1時間前に三重県橋(Rua da Gloria, 350)から往復バスが出る。乗車料は往復10レ。問合せは、希望の家(11・5549・2695)まで。