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サンパウロ市地下鉄=5号線で新たに3駅が開業=遂に1、2号線と連結完了

地下鉄5号線と1号線が連結したサンタクルス駅

地下鉄5号線と1号線が連結したサンタクルス駅

 28日、サンパウロ市地下鉄5号線で新たに3駅が開業した。今回の延長により、かねてから計画されていた1号線と2号線との連結も5年遅れで完成した。28日付現地サイトが報じている。
 今回開業したのはサンパウロ病院駅、サンタクルス駅、シャッカラ・クラヴィン駅の3駅で、28日午前11時過ぎに運行を開始した。
 5号線はサンパウロ市南西部のカポン・レドンド駅から東に伸びる線で、1998年に工事が始まった。当初は1号線のヴィラ・マリアーナ駅と連結する計画で造られていたが、2002年にラルゴ・トレーゼ駅までの6駅ができたものの、その後は、2014年まで次の駅ができなかった。
 そこからの延長工事は2008年に開始され、当時から、サンタクルス駅で1号線と、シャッカラ・クラヴィン駅で2号線とつなぐ方針となっていた。また、2013年までに完成させたいとしていた。
 だが、ラルゴ・トレーゼ駅の隣のアドルフォ・ピニェイロ駅開業は2014年までかかった。
 だが、2017年にブルックリン駅など3駅が開業してからは、サンパウロ州政府の計画よりは遅れながらも新駅建設が進み、18年も8月に開通したAACDセルヴィドール駅など、3駅が操業をはじめていた。そして今回、5年遅れで、ようやく1号線と2号線と連結できたことになる。
 ただ、新たに開業した3駅は、当面は10~15時までの試験運転となる。営業時間は少しずつ延長していくという。
 また、サンタクルス駅のプラットフォームに設けた線路侵入防止用のブロックは、電車停車時に扉が来る部分の自動開閉ドアがはめられていないなど、工事が未完成なところも見受けられた。
 5号線の工事は、今年12月に開業予定のカンポ・ベロ駅(ブルックリン駅とエウカリプトス駅の間)の完成をもって完了する。