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《ブラジル》3千万人が投票権を放棄=1998年以来の高い棄権率
7日に行われた統一選の一次投票に行かなかった人は約3千万人で、棄権率は20・3%だったと高等選挙裁判所が発表したと8日付現地紙サイトが報じた。
20・3%という数字は、1998年の21・5%に次ぐ高率となる。棄権率が最も高かったのは、1994年の29・3%だ。統一選での棄権率は2006年以降、16・8%が18・1%、19・5%にと、上昇傾向にある。今年の場合、全国の棄権者は2990万人に達した。14年選挙での棄権者は2770万人だった。
全国で最も有権者数が多いサンパウロ州の棄権率は21・5%で、前回選挙の19・5%より2%ポイント高まった。同州での棄権者数は、約620万人から約710万人にと、90万人弱増えた。
棄権率が最も高かったのはマット・グロッソ州の24・6%で、最も低かったのは、ロライマ州の13・9%だった。
棄権率が最も高まったのは連邦直轄区で、11・7%が18・7%に7%ポイント上昇。2位はアマパーで、10・4%が16・7%に6・3%ポイント増えた。
他方、ピアウイでは18・9%が15・7%、セアラーでは20・1%が17・3%、パライバでは17・6%が15%、パラーでは21・1%が20%、サンタカタリーナでは16・4%が16・3%にと、棄権率が下がっている。