7日の投票で知事が決まったのは13州で、残り13州と連邦直轄区では決選投票が行われると8日付現地紙が報じた。
知事確定は、アクレ、アラゴアス、バイア、セアラー、エスピリトサント、ゴイアス、マラニョン、マット・グロッソ、パライバ、ペルナンブコ、ピアウイ、パラナ、トカンチンスの各州で、内訳は、社会党(PSB)と労働者党(PT)各3人、民主党(DEM)2人、民主運動(MDB)、ブラジル共産党(PCdoB)、人権連帯党(PHS)、進歩党(PP)、社会民主党(PSD)各1人(内7人は再選)だ。
一次で見て、負けが濃いのはMDBとPTだ。PTはバイアのルイ・コスタ氏、セアラーのカミロ・サンタナ氏、ピアウイのウエリントン・ジアス氏が再選したが、ミナスのフェルナンド・ピメンテル知事は敗退。知事を20年間独占してきたアクレも、PPのグラジソン・カメリ氏に敗れた。だが、リオ・グランデ・ド・ノルテのファッチマ・ベゼーラ氏は46・17%を得て、32・45%獲得のカルロス・エドゥアルド氏(民主労働党・PDT)との決戦に臨む。ベゼーラ氏は決選に臨む、唯一の女性候補だ。
前回は知事が7人出たMDBは、アラゴアスのレナン・フィーリョ氏が再選したが、12年間知事を独占したリオなど、5州で敗退。パラー、連邦直轄区、リオ・グランデ・ド・スルでは決戦に臨む。サンパウロのパウロ・スカッフィ氏は3位に終わり、決戦進出を逃した。
前回選挙で知事4人を出したPSDBは、サンパウロやミナス、リオ・グランデ・ド・スルなど6州で決戦に進む。サンパウロのジョアン・ドリア氏は31・77%を獲得し、21・48%を得て3位から2位に上がったマルシオ・フランサ知事(PSB)と決戦に。ミナスのアントニオ・アナスタジア氏は29・06%で2位に終わり、追い込みで伸びて42・73%を得たNovoのロメウ・ゼマ氏と決戦に進んだ。ロンドニアとロライマはジャイール・ボルソナロ氏の社会自由党(PSL)候補との決戦だ。PSLはサンタカタリーナでも決戦投票に臨む。
PSBはペルナンブコのパウロ・カマラ知事が再選、エスピリトサントとパライバでも当選した他、連邦直轄区、サンパウロ、セルジッペ、アマパーで決戦に臨む。
リオ州では、無名だったが、汚職撲滅などを掲げ、ボルソナロ氏支持を表明した元判事のウイルソン・ウィツェル氏が41・28%を獲得。常に支持率1位だったエドゥアルド・パエス元リオ市長(DEM)は、19・56%という、予想外の低支持率で決戦に臨む事になった。
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