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東西南北

 ダッタフォーリャが19日に発表した世論調査によると、回答者の50%が、「また、新たな軍事政権が誕生するのではないか」と恐れているという。男性で軍事政権誕生を恐れる人は45%だったのに対し、女性は55%で、女性の方が高い。さらに、大統領選でボルソナロ氏を支持した人の65%は「それは起こりえない」と楽観的なのに対し、ハダジ氏の支持者は75%が恐れているという。さらに、国民の多くはメディアに対する言論統制やストの禁止、議会の閉鎖には強く反対しているものの、「組合への介入」には41%、「特定の党の解散」には33%、「ネットの情報の制御」には43%が賛成しているという。どうやらこれが、現在のブラジルの現状のようだ。
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 このところぐずつき気味のサンパウロ市の天気。急な夕立で道路状況が悪くなる話なども耳にするが、地下鉄の駅でも大雨の被害が出ているという。17日に起きた夕立では、つい最近開業したばかりの5号線のシャーカラ・クラヴィン駅のプラットホームが水浸しになる被害を受けた。同線ではこの他にも、モエマ、ボルバ・ガットと、昨年開業したばかりの駅に同様な被害が起きている。対策が急がれるところだ。
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 サッカーの全国選手権も、今週末は第30節に。首位を独走しかかっているパルメイラスは、明21日にパカエンブーでセアラーと対戦。4位に落ち、優勝争いからこれ以上離されたくないサンパウロは今日、モルンビでアトレチコ・パラナエンセと対戦。復調してなんとかリベルタドーレス杯進出圏内(6位)にかけたい11位コリンチャンスは明日、敵地でヴィットーリアと対戦する。