4日より、南部と南東部、連邦直轄区を含む中西部で、毎年恒例の夏時間が始まる。夏時間開始が11月1週目の日曜になるのは今年からだが、それに伴い、一部で混乱が生じている。
夏時間は昨年まで、10月3週目の日曜からはじまっていたが、2018年からは11月1週目にはじまることが、昨年12月にテメル大統領の大統領令で告げられた。大統領選決選投票前の10月第3週に始めると、国内に四つの時間帯が出来てしまうので、開票作業が長引くのを避けるためだ。
だが、今年の夏時間開始となる11月4日は、4、11日に開催される国家高等教育試験(ENEM)の初日に当たる。
教育省はこのため、夏時間の開始を18日からに変更するよう要請。一度は18日からと決まりかけたが、航空業界などの要請で、19年以降と同じく、11月1週目の開催となった。
ENEM会場はブラジリア時間の13時に門が閉まり、13時半から試験開始となる。つまり、地域により、閉門時間は現地時間の13時、12時、11時、10時の四つ、試験開始も同様に四つの時間帯に分かれる。
今年は夏時間が変わる最初の年ということもあり、既に10月2週目や3週目の日曜日に携帯電話やコンピューター内臓の時計が狂うといった混乱も起きている。
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