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《ブラジル》10月のインフレは0・45%=10月としては3年ぶりの高い数値

2015、16年に比べると緩やかだが、インフレペースは去年より加速している。(参考画像・Marcelo Camargo/EBC)

2015、16年に比べると緩やかだが、インフレペースは去年より加速している。(参考画像・Marcelo Camargo/EBC)

 ブラジル地理統計院(IBGE)は7日、今年10月の広範囲消費者物価指数(IPCA・インフレ率)は0・45%で、10月の値としては、0・82%だった2015年以来の高い数値を記録したと発表した。
 今年9月のIPCA、0・48%と比較すると、0・03%ポイントのダウンだった。
 また、今年1月から10月までの累積インフレ率は3・81%、昨年11月から今年10月までの直近12カ月の累積インフレ率は4・56%だった。
 今回のインフレの主要因は交通費と食費・飲料費だ。交通費は0・92%の上昇で、交通費の構成要素の一つである、燃料費の上昇率(2・44%)が目立った。
 燃料費をさらに細かく見ると、エタノールが4・07%、ディーゼル油が2・45%、ガソリンが2・18%、自動車用ガスが0・06%の値上がりだった。
 また交通費に含まれる、航空券価格は7・49%の上昇だった。
 食費・飲料費は、全体で0・59%の上昇だった。中でも、トマトが51・27%、ジャガイモが13・67%、鶏肉が1・95%、その他の肉が0・57%の値上がりだった。
 その他の項目では、住居費が0・14%、住居用品が0・76%、衣類が0・33%、医療費・パーソナルケアーが0・27%、個人支出が0・25%、教育費が0・004%、通信費が0・02%の値上がりだった。(7日付G1サイト、UOLサイトより)