【既報関連】高等裁判所は12日、9日に行われた連邦警察のカピトゥ作戦で逮捕された容疑者を釈放した。その中には食肉大手JBS社主ジョエズレイ・バチスタ氏も含まれている。13日付現地紙が報じている。
釈放されたのは、JBSグループ関係者のジョエズレイ氏や、リカルド・サウジ氏、フロリスヴァウド・カエターノ氏、デミウトン・ダ・カストロ氏らだ。
これは2013~15年にかけて行われた、農牧供給相を相手にした贈収賄工作容疑によるもので、ジョエズレイ氏ら自身も過去の報奨付供述で語っていた。
連警側は、同グループの容疑者らが証拠隠滅などに動いた形跡があるとして逮捕を請求し、連邦第1地域裁のモニカ・シフエンテス判事が逮捕を認めた。
だが、ネフィ・コルデイロ高等裁判事は、「供述に違法性が見られる」だけでは「逮捕の必然性がない」とし、今回の逮捕は違法と判断した。
同作戦では19人に逮捕令状が出され、先の4人の他、元農相で現ミナス・ジェライス州副知事のアントニオ・アンドラーデ氏(民主運動・MDB)、元農相のネリ・ジェレル下議ら、計16人が一時逮捕され、1人が自首したが、11、12日に全員釈放された。
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