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サンパウロ市北西部=Mピニェイロスで橋に段差=事故起こらずも崩壊の危機

 15日未明、サンパウロ市内を走る幹線道路のマルジナル・ピニェイロスの高速車線で、橋脚の一部が崩れて路面が沈み、2メートルの段差が生じて、通行止めとなる事態が発生した。16日付現地紙が報じている。
 15日午前3時30分頃、ジャグアレー橋の手前にあり、市北西部ヴィラ・ロボス公園脇を通るマルジナル・ピニェイロス高速車線の高架橋の橋脚の一部が突如崩れ、路面に段差が生じた。
 この瞬間、少なくとも5台の車が走っていたと見られている。その中のひとり、ロナウド・パレンテさんは、「前を走っていた車2台が目の前で急に消えたからどうしたのかと思ったが、気が付いたら自分も落ちていたと」と語る。進行方向に向かってずれが生じたため、断面に激突するという事故は免れたが、車の破損などは起きた。
 同道の高速車線はトランザメリカ橋~ジャグアレー橋間が全面封鎖されており、別ルートで迂回する必要がある。専門家によると、完全復旧には3カ月を要するという。
 また、事故現場はCPTM9号線のヴィラ・ロボス/ジャグアレー駅にほど近く、高架橋の下を線路が通っているため、ピニェイロス~セアザ駅間は運行停止となり、ヴィラ・ロボス/ジャグアレー駅とUSPシダーデ・ウニヴェルシタリア駅は閉鎖されている。運行停止区間はバスによる代行運行が行われる。