セルジオ・モロ次期法相は、連邦警察の要職にラヴァ・ジャット作戦でも貢献したパラナ州連邦警察のスタッフを指名する予定だと、20日付現地紙が報じている。
モロ氏はまず、パラナ州連邦警察地域監督のマウリシオ・ヴァレイショ氏を連邦警察長官に指名すると見られている。同氏とモロ氏との関係は、同氏がパラナ州組織犯罪対策部長だった頃からのもので、20年近い付き合いだ。モロ氏は既に、現長官のロジェリオ・ガローロ氏とも、人事について話し合っている。
また、ラヴァ・ジャット作戦が2014年に立ち上がった当時、同作戦に携わったパラナ州連邦警察のエリカ・マレーナ氏とロザルヴォ・フランコ氏も連邦警察の要職に就くのが確実と見られている。フランコ氏は南大河州とパラナ州で地域監督を務めた経験もある。
モロ氏は既に彼らと、連邦政府の引継ぎ作業が行われているブラジリアのブラジル銀行ビルで面談を行っている。両者の役職はまだ明らかにされていないが、マレーナ氏は国際司法協力資産回収課(DRCI)の指揮をとると見られている。
モロ氏の主眼のひとつは汚職や組織犯罪に対する対策の活性化で、ラヴァ・ジャット作戦に携わった人材の起用は、この意向に沿ったものだ。