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リオ市=大雨で大通りにワニ出現=轢かれそうになるも無事保護

アイルトン・セナ大通りにワニ(G1サイトの記事の一部)

アイルトン・セナ大通りにワニ(G1サイトの記事の一部)

 25日から26日にかけて大雨に見舞われ、2時間で1カ月分を超える雨が降ったところも出たリオ市で、25日夜、大通りにワニが出現し、ほとんど轢かれそうになるという事件が起きた。
 ワニが現れたのは、リオ市西部のバーラ・ダ・チジュッカのアイルトン・セナ大通りだ。リオ市では25日夜11時40分頃から大雨注意報が出ていたが、ジャカレパグア空港に程近い同大通りを通りかかった車の運転手が、道の真ん中の水溜りにワニがおり、車が近くを通るたびに轢かれそうになっている事に気づいて、近くに車を停めたところ、車の下に逃げ込んだため、26日午前1時半頃に消防に通報。2時頃に、ワニが捕獲されたという。捕獲されたワニは、同市の市立マラペンディ自然公園まで運ばれた後に、放たれた。
 この雨では、リオ市やニテロイ市などで、道路の冠水や洪水が起こり、交通が遮断されたりした他、大量の雨で地盤が緩んだ事に伴う倒木や土砂崩れなども報告された。
 雨量が多かったジャカレパグア地区では家の塀が崩れる被害も出たが、消防によると、死傷者は出なかったという。
 リオ市などの雨は、大西洋から吹き込む、湿った大気がもたらしたもので、アングラ・ドス・レイスでは26日朝までの24時間で11月の平均降水量の2倍の雨が降るなど、かなり広範囲で強い雨が観測され、まとまった量の雨が降った。
(26日付G1サイト、R7サイトなどより)