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サンパウロ州オザスコ市=スーパーの犬の虐待死、捜査へ=ネット上での反響すさまじく

 ネット上で大きな話題を呼んでいる、サンパウロ大都市圏オザスコ市のスーパーマーケットで、警備員が犬を乱暴に扱って死なせた件に関して、サンパウロ州検察局が調査をはじめることを決めた。6日付現地紙が報じている。
 これは11月28日、同市のスーパー「カルフール」で、警備員がスーパーの周囲や店内を駆け回っていた犬を追いかけ、金属の棒で殴るなどの行為を行ったことだ。
 警備員が店内に出たり入ったりしていた犬を殴り、首に紐を巻きつけたりしたことで、犬は大量に血を流して弱り、動けなくなっていた。店で買い物をしていた人たちは驚き、犬の周囲には人だかりができたが、犬はその中で息絶えた。
 警備員が犬を追い、暴力を振るう姿は複数の買い物客や従業員が録画しており、ネットに流れると大きな反響が起きた。現在、カルフールの店の前には追悼の場所ができ、天使になった犬の似顔絵などが話題を呼んでいる。また、8日午後には店の前で抗議集会も開かれる。
 検察は反響の大きさを重視し、動物虐待容疑の調査を行う予定だ。