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松柏大志万、訪日研修に31人=皇居一般参賀、広島平和資料館も

訪日使節団に参加する生徒ら(提供写真)

訪日使節団に参加する生徒ら(提供写真)

 松柏学園・大志万学院(川村真由実校長)による「第22回訪日使節団」が、今月21日から2月9日までの約50日間、11県を巡り、日本文化や言語に対する理解を深める。
 この訪日研修は一年毎に催行されており、今回は近年最多となる31人の生徒が参加する。
 使節団は、提携する千葉県君津市立小櫃小・中学校や東京都町田市の玉川学園を訪問し、交流を深める。正月には皇居一般参賀に参加し、靖国神社参拝や遊就館を見学するほか、明治神宮や伊勢神宮、京都観光、札幌雪祭り、広島平和記念資料館などにも訪れる。
 11日、出発を控えて挨拶のため使節団代表者が来社。今回団長を務める原田裕輔ロベルチさんは、「訪日使節団に参加した兄や姉からも話を聞いており期待で胸が一杯」と意欲を語る。参加にあたっては月2回会議を開いて係に分かれて準備を行い、訪問地の事前調査も行ってきた。
 県連日本祭りの広島県人会ブースでもボランティアをしたという石井功一カウヴィンくんは「2年前に本場の広島焼きを食べたら、味が全然違った。日本食も楽しみの一つ」と話す。村岡マルケスエキロマテウスくんも、「渋谷のスクランブル交差点に入ってみたい。皆でお風呂に入るのも日本ならでは」と期待感を滲ませた。
 提携する小櫃小・中学校の生徒をホームステイで受入れたというモラエス久場直美リヴィアさんは「再会が楽しみ。私も実際にホームステイして、日本の家庭内の習慣などを知りたい」と興味深々の様子で語った。
 引率した芝田佐菜恵エリカ教諭は、「机の上で勉強した日本を自分の目で見て、肌で感じてもらえれば」と生徒の成長に期待した。