ブラジル日本商工会議所(松永愛一郎会頭)の忘年会が13日晩、チボリ・モファレジ・ホテルで開催され、駐在員や現地会員ら約240人が参加して賑やかに行われた。相互啓発委員会が企画、佐藤智哉(ともや)委員が司会を務めた。まず松崎治夫(はるお)同委員長が、外務省の中南米局の審議官・高橋勝彦さんら来賓を紹介、挨拶した。
松永会頭が一年間を振り返り、バロン・デ・マウア勲章の受勲を報告、新政権の開始をにらんで「会員企業にとって、ようやくいい風が吹いてきた」と総括した。経済落ち込みが顕著になり始めた14年4月にブラジル赴任した松永会頭だが、近々帰国することが決まったという。
それを受け理事会選挙が先日行われ、土屋信司さん(三井物産)が2019―20年の新会頭に選ばれたことが報告された。
山田彰大使が1週間前にボルソナロ次期大統領と懇談した内容を報告し、来年6月から当地で開催されるコッパ・アメリカに、サッカー日本代表が参加することが正式発表されたことを伝え、「日本代表が来ることでブラジルへの関心が高まるのでは」と見通した。
野口泰在聖総領事が乾杯の音頭をとり、アチバイアのワダン太鼓の6人が迫力ある演奏を披露した。会員企業ら23社が持ち寄った約35の景品(3千レアル相当)のくじ引きが行われ、会場からは次々に大きな歓声が上がった。
最後に全員で蛍の光を唱和して、午後9時半に散会した。