全国自動車工業会が3日、2018年の新車販売(乗用車、軽商用車、バス、トラック)は256万6235台を記録したと発表した。
新車の販売台数は2013年以降、4年間減り続けたが、17年からは増加に転じた。17年は前年比9・23%増だったが、18年は前年比14・5%増となった。
乗用車と軽商用車だけ見ると、17年比13・74%増(247万654台)だから、バスやトラックの販売が牽引した事が見て取れる。17年は不振続きだったバスやトラックは約9万1千台売れ、43%の伸びを記録した。乗用車と軽商用車の2部門の今年の成長率は11%程度と見られている。
また、乗用車と軽商用車にバスやトラック、バイクなどまで含めた全車種の販売台数は365万3500台で、前年比13・58%増だった。今年の成長率は10・1%と見られている。
ただし、隣国アルゼンチンの経済状態が思わしくなく、同国への輸出が停滞しているため、当初は17年比11%増の300万台弱と予想されていた生産台数は、予想を下回る実績で終る見込みだ。自動車輸出台数の約7割はアルゼンチン向けに輸出されている。
なお、18年の総生産台数や今年の生産見込みは8日に発表される予定だ。(3日付エスタード紙、アジェンシア・ブラジルより)