サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長が、何人かの局長の入れ替えを行った。その中で最も注目されているのは、エドゥアルド・アレッシャンドレ・シュナイデル氏に代わって新たに迎え入れられた、新教育局長のジョアン・クリ・ネット氏だ。クリ氏は、マルシオ・フランサ前サンパウロ州知事時代に州の教育局長をつとめていた人物だ。同氏はジョアン・ドリア氏が知事に就任する際にその座を追われたが、このたび、コーヴァス市長が「市政の多様性」を理由に迎え入れた。元はと言えば、フランサ前知事もジェラウド・アウキミン元知事のお気に入りだった人物。ドリア氏のフランサ氏への敵対心が空回りしている?
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先週末の大雨が過ぎ、今週のサンパウロ市の天気予報は「気温が30度を超える暑い日が続き、夕立はあるが、雨はあまり降らない」となっていた。だが、8日の同市は強い夕立があり、市内の44カ所で冠水、130本の倒木が記録されるなど、荒れ模様となった。ところによっては雹(ひょう)が降ったところもあったという。この雨を受け、予報も降水確率と雨量を上方修正することに。注意が必要な日が続くことになりそうだ。
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6日、リオ西部の海岸で、30代後半の夫婦が荒波に巻き込まれる事故が起き、7日のうちに2人とも遺体で発見された。この夫婦は海岸にある岩場まで行き、携帯写真で自撮りを行っていた最中に、大きな波に飲まれて溺れてしまった。携帯による自撮りは、これまでも、山や建物の屋上からの転落死が多いと報じられているが、海でも要注意だ。