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東京都友会で留学制度復活=3月1日まで候補者募集

案内に来社した一行

案内に来社した一行

 ブラジル東京都友会(関根隆範会長)では昨年、15年ぶりに東京都出身子弟に対する留学制度が復活した。現在その候補者を募集しており、申し込み期限は3月1日まで。面接日は3月2日となっている。
 同会ではかつて約70人の子弟を留学生や研修生として派遣してきたが、2003年に中断していた。その後、坂和三郎前会長が東京都庁に復活の依頼を繰り返していたが、実現に至っていなかった。
 事態が好転したのは、16年のリオ・オリンピックで小池百合子東京都知事が来伯した時から。「小池都知事とリオでお会いした際に了承してくださり、詳細を詰めてきました」と佐々木佳子理事は説明する。
 努力が実り、昨年から同制度が復活し、10月1日に復活後初めての留学生を送った。派遣先は首都大学東京国際科で、期間約4カ月間。同学生は、来月の8日に帰国する予定だ。
 来社した関根会長、佐々木理事、元都費留学生で第一副会長の山下リジア玲子さんは「東京都からブラジルへの移住者は約8千人いる。ぜひこの機会に東京へ留学し、ブラジルとの懸け橋となる人材が出てくれば」と呼びかけた。
 問い合わせは都友会事務所(11・3262・4166、toyukai@gmail.com)まで。
 なお、応募条件の一部は次の通り。(1)東京都出身のブラジル日系人であること。(2)日常会話程度の日本語ができる者、また健康に自信がある者。(3)大学に在籍しており、在籍大学から推薦が得られ、帰国後も同じ大学に復帰できる者。(4)大学の成績がGPA4・0中2・5以上。五、IELT5・0、ToefliBT60以上に合格した者(最低2年以内)。