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《ブラジル》2018年小売は前年比2・3%増=「15、16年のマイナス分は回復せず」

17、18年の回復も、15、16年に記録したマイナス分を埋められていない(参考画像・Tania Rego/Ag. Brasil)

17、18年の回復も、15、16年に記録したマイナス分を埋められていない(参考画像・Tania Rego/Ag. Brasil)

 ブラジル地理統計院(IBGE)は13日、2018年全体の小売業の業績は、2017年比で2・3%増だった事を発表した。
 調査責任者のイザベラ・ヌネス氏は、「13年に4・3%増を記録して以来、18年の2・3%増は、5年ぶりの好成績」と語った。
 しかし同氏は、「17年には2・1%増、18年には2・3%増と、2年連続で小売業業績は前年比増を記録した。だが15年、16年に記録したマイナス分の埋め合わせにはなっていない。18年の売り上げが、14年よりまだ7%も低い」と分析した。
 小売業全体を八つの部門に分けてみた場合、4部門で、前年比増を記録した。
 「個人用、家庭用商品」が7・6%増で、「医薬品、香水及び化粧品」が5・9%増、「スーパーマーケット、食料品、飲料品、タバコ類」が3・8%増、「事務用品、PC関連、通信関連」が0・1%増だった。
 逆に売り上げが前年比で下がったのは、「本、新聞、雑誌、紙製品」(マイナス14・7%)、「燃料、潤滑油」(マイナス5%)、「繊維、衣類、靴製品」(マイナス1・6%)、「家庭用電化製品」(1・3%)だった。(2月13日付G1ニュースサイトより)