プロサッカー選手の三浦知良氏こと〝カズ〟の実兄で、元サッカー選手、現在はサッカーコーチやサッカービジネスの経営者として手腕を発揮する三浦泰年氏が13日に来社し、少年サッカーチームの強化遠征試合の計画について本紙の取材に応えた。
三浦氏は、18歳から2年間ブラジルのサントスFCへサッカー留学をし、2003年まで日本でプロサッカー選手として活躍。引退後は指導者や経営者として、後進育成に力を注いでいる。
今回は、自身のチーム「FCトッカーノ」のU―14カテゴリーの選手30人が7月にブラジルで強化遠征試合を行うに当たり、サンパウロ州サッカー協会の協力を得て、プロ試合の前座で1、2試合できるよう調整するために来たという。
同チームは「若い頃に海外での経験が必要」との考えから、入団には海外遠征試合が条件。今までローマやパリでも試合を行っている。ブラジルにも何度か遠征しており、昨年7月にも同チームからU―14カテゴリーの選手が来伯し、サンパウロFCと対戦した。
今回もブラジル遠征を計画しており、三浦氏をはじめ、ブラジル留学経験のある内野雄介コーチと金丸智コーチの3人で打ち合わせを行い、実現に向けて調整を行っているところだ。
三浦氏は「自分がプレーした場所だからこそ、子供たちに伝えられることがある」と今回の来伯試合を計画した理由を語った。ブラジルのサッカーの魅力を「ハングリーさ」とし、「子供達には、ブラジルでの経験を通してメンタルの強さを学んでほしい」と期待を寄せた。