日本の心を教え続けるる松柏・大志万学院の創立者、川村真倫子さん(90、二世)は「両陛下は本当に不思議なおかた。拝謁した子供達がみるみると変わるのを間近で見てきた」と話す。
同校では、2年毎に訪日使節団を派遣し、生徒は約50日間、全国津々浦々を訪問している。新年の一般参賀や伊勢神宮参拝など日本の真髄に触れる旅となっており、20年前に引率した第12回使節団がご接見を受けた時のことだ。
「いつも生徒達には『机には、机の神様がいる。だから机の上には座ってはいけないのよ』と教えてきた。でも、それがピンと来ない生徒がいた。ところが、両陛下に謁見し、伊勢神宮で早朝参拝を終えると、朝日が昇り太陽光が筋となってさしてきた。それを見た生徒が『これが日本の神様なんだね』と話した」との経験を語る。
「両陛下にご接見を受けた生徒達は、それだけで見えていなかった日本の素晴らしさを感じ、大きく変わって素直さが出てくる。両陛下は本当に不思議なお方です」とエピソードを語った。