19日、元パラナ州知事のベト・リッシャ容疑者(民主社会党・PSDB)が公金横領容疑で逮捕された。これで逮捕は通算3度目だ。同日付現地サイトが報じている。
パラナ州検察局によると、学校建設用の公金の一部がベト氏の選挙資金(18年上院議員選)に回されていたという。
同容疑者の逮捕は18年9月、19年1月に続き3度目だが、いずれも短期間で釈放されている。2度目の逮捕は、ラヴァ・ジャット作戦に付随するものだ。
また、ベト氏には、2015年3月から17年に、当時の教育局長マウリシオ・ファニーニ氏と組み、両者が写っている写真やビデオ、メールを削除させたりして、組織的な捜査妨害を行った疑いなども持たれている。ファニーニ氏には、州の学校建設費用の報告書を改ざんした疑いなども持たれている。
ベト氏のオペレーターとされる企業家のジョルジュ・アテリノ氏や、元パラナ州関係局長のエゼキアス・モレイラ容疑者も同時に逮捕された。