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帰朝の沼田領事「毎日が新鮮」=畑中氏「ここに来れて嬉しい」

帰朝する沼田領事と新任の畑中副領事

帰朝する沼田領事と新任の畑中副領事

 在聖総領事館の戸籍・国籍・証明班の沼田真一領事(41、茨城県)が20日に帰朝するに当たり、新任の畑中恭祐(きょうすけ)副領事(37、北海道)とともに19日に挨拶のため来社した。

 沼田さんは「この3年間は、とても新鮮で面白い仕事をさせてもらった」と感謝する。法務省からの出向、もともと本省でも戸籍に関する特殊な案件を担当していた。だが、サンパウロでは「日本国内では起きないような事例が次から次へと持ち込まれて、毎日が新鮮だった」と振り返る。

 地方の日系人集住地に出向く領事出張サービスでは「死亡届、婚姻届、在留届など各種届けを一カ所で100件も受理することがあり、地方在住の一世の方と直接に話をさせてもらい思い出深い」という。

 私生活でも「子供が起きているうちに自宅へ戻れる生活のありがたさを実感。子供が寝た後は、趣味のバトミントンをしにスポーツクラブにいくなど充実した生活が送れた」とのこと。

 新任の畑中さんは「ブラジルは初めて。世界最大に日系社会があるサンパウロへ来られて嬉しい。ポルトガル語を覚えてブラジルの文化や歴史に触れたい。旅行が好きなので、あちこち回りたい」とのべた。

 

□大耳小耳□関連コラム

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 在聖総領事館の戸籍・国籍・証明班の仕事内容を質問していて、「一番多い仕事は死亡届の受理」ときいて納得。とはいえ、実際には一世が死んでも、二世の子どもは警察署にだけ死亡届を出して、総領事館には何も届出をしないことが多い。現在、在聖総領事館には4万人弱の日本国籍者が住んでいることになっているが、そのうちどれくらいが生きているのか…。ちなみに、当地で暮らし始めたら「在留届」、引越ししたら「転居届」、日本に帰国するときは「帰国届」、そのほか婚姻届、出生届などいろいろな書類がある。ちなみに、両親が結婚していない場合は、日本人である父が認知したら、20歳までの子どもは日本国籍を取得できるとか。6月から日本人がブラジルに観光旅行する際にビザが必要なくなる。もしもそれで観光客が激増したら、総領事館の邦人保護班は大忙しになる?!