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《ブラジル》花の中に生後間もない新生児=後悔した母親が戻る前に保護

母子病院に収容されたマリア・フロールちゃんと彼女を保護した救急隊員ら(Corpo de Bombeiros/Divulgação)

母子病院に収容されたマリア・フロールちゃんと彼女を保護した救急隊員ら(Corpo de Bombeiros/Divulgação)

 連邦直轄区カンダンゴランジアで17日、へその緒がついたままの新生児(女児)が花壇の隅に放置されているのが見つかり、保護された。

 住民からの通報で駆けつけた消防の救急隊員らが「マリア・フロール」と名づけた女児は、身長34センチ、体重2945グラムで、母子病院の新生児室に収容された。

 18日の時点での女児の健康状態は安定しているとされたが、19日の報道では、容態が悪化して新生児用集中治療室に移され、抗生物質の投与を受けているという。

 一方、警察は18日、花壇から数メートルのところに住む母親(37)を見つけ、警察署に連行した。

 母親は警察で、女児以外にも、1歳児を含む子供が5人いる上、現在は失業中で、失業保険のお金で子供達を食べさせていたが、失業保険も2月で切れたため、どうしたらいいかわからず、絶望的になって起こした犯行だったと自供。女児は自宅で産み落とした後、沐浴させ、毛布でくるんでから、朝6時頃に放置したという。

 彼女はまた、雨が降ったりしたら連れ戻しに行けるよう、家の近くの花壇に放置したが、放置した事を後悔して迎えに行った時にはもう、女児の姿はなかったとも供述している。

 母親を口頭尋問した判事は、前歴もなく、後悔している事を評価し、同日の内に保釈したが、女児を誰に託すかは、児童相談所などとも検討した上で決めるという。

 現場付近の防犯カメラには、カトリックのサンジョゼ・ド・オペラリオ教会前の公園の花壇に新生児を放置する女性の姿が録画されており、母親は「その女性は自分だ」と認めたという。(18、19日付G1サイトより)