サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)は「3月度定例役員会」を28日、援協本部ビルで開催した。今年、創立60周年を迎える同協会は記念事業に向けた準備を本格化させており、7月中にサンパウロ市議会での式典開催を検討している。
各委員会、各施設報告では、市との提携事業として児童の社会教育を実施してきた奄美事業所が、7月の契約終了を以って現在の活動を終了すると報告。それ以降の在り方については、今後検討される。
自閉症児療育施設は、自閉症に関する啓発を目的として「自閉症週間」を展開。4月2~7日にかけて、パウリスタ大通りでの行進や、講演会・討論会等を実施する。
福祉部は、昨年に続く日系社会福祉団体フォーラムの第2回目を5月29日に開催すると発表。前回の反省を踏まえて議論重視の方針で、各テーマに添って30分ずつ議論する。人生を終えるための準備活動「終活」も議題となる。
その他、イペランジアホームは、先月のダリア祭りの結果を報告。昨年に続き、山形県川西町のダリア栽培専門家・五十嵐正孝氏が指導にあたり、3千800株が満開となり盛況で終了した。藤村運営委員長は「立派なダリア園を何年も続けたい」と意気込んだ。
なお、友好病院を除く2月度決算は約139万8千レの赤字。友好病院を含んだ全体では約743万レの黒字となった。