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(リオ市)クリヴェラ市長罷免審理へ 不正な契約更新めぐる問題で

 2日、リオ市議会がマルセロ・クリヴェラ市長の罷免審理を始めることを決めた。今後の審理で同市議の3分の2が賛成すれば、同市長は罷免されることになると、3日付現地紙が報じている。

 同市長の罷免請求は、昨年の12月に、今年で期限が切れる二つの事業契約を入札も行わずに20年間延長したことに対する疑惑が発端だ。不正更新されたのは、バス停と時計を利用した広告業務の契約だった。

 更新規定がない契約が入札もなく更新されたことを不正行為とする訴えは市財務局職員から起きた。それをリオ市議会が35対14で受け付け、市議会で罷免審理を始めることになった。

 罷免審理はクリヴェラ市長への通達後、90日以内に行われる。議会の3分の2以上(51人中34人)が罷免に賛成票を投じれば、同市長の罷免が成立する。

 クリヴェラ氏は今回の件は事実無根だとし、契約更新についても「財務局の薦めに従っただけ」と主張している。

 クリヴェラ氏は、2017年に同議会でIPTUの値上げ法案を通過させた際、連立与党の支持を大幅に失っており、それ以降、議会での立場を悪くしている。

 同市長に対しては、今回の不正更新によるもの以外にも、複数の罷免請求が出されている。