ブラジル航空会社協会(Abear)は10日から、国内各地の空港で、国内線の乗客に機内持ち込み荷物のサイズ、重量制限に関する規則の周知活動を始めた。
ブラジルの国内線では空港カウンターで預かるスーツケースなどには全て追加料金がかかる。
無料で機内に持ち込める荷物の基準は、縦55センチ、横35センチ、奥行き25センチで、重量10キロまでの手荷物と、重量制限はないが、外寸は45センチ×35センチ×20センチまでの個人所有バッグ一つまたは空港内で買った品物入りの袋一つまでだ。
周知活動開始から2週間までは啓発活動の範囲に止まるが、それ以降は、基準をオーバーする手荷物、個人所有バッグはカウンターで預けなければならなくなり、超過料金の対象となる。
Abearによると、荷物の大きさのチェックは各航空会社の職員が行うという。
「周知活動の目的は、空港内の乗客の動きをスムーズにし、出発遅れなど、他の多くの乗客にも迷惑となる事態を避けること。制限を超える手荷物は各航空会社のカウンターで預け入れ手続きを行わねばならず、その場合は超過料金がかかる」と説明している。
なお、10日から周知活動を行い、25日からは超過料金徴収となるのは、ブラジリアのジュセリーノ・クビチェキ空港、クリチーバのアフォンソ・ペーナ空港、カンピーナスのヴィラコッポス空港、ナタールのアルイジオ・アウヴェス空港で、17日から周知活動開始、5月2日から徴収開始となるのはベロ・オリゾンテのコンフィンス空港、フォルタレーザのピント・マルチンス空港、レシーフェのグアララペス・ジウベルト・フレイレ空港、サルヴァドールのルイス・エドゥアルド・マガリャンエス空港、べレンのジュリオ・セーザル・リベイロ空港だ。
24日から周知開始、5月9日から徴収開始となるのは、ゴイアニアのサンタ・ジェノヴェーヴァ空港、ポルト・アレグレのサウガード・フィーリョ空港、サンパウロのコンゴーニャス空港、グアルーリョスのサンパウロ国際空港、リオのガレオン空港とサントス・ドゥモン空港だ。(10日付G1サイト、同フォーリャ紙より)