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ドリアが党内粛清求める?=PSDBの名称変更希望とも

 サンパウロ州のジョアン・ドリア知事(民主社会党・PSDB)が党内改革を目的とした調査を行う意向で、場合によっては容疑のかかっている政治家の粛清や党名変更も視野に入れていると、15日付現地紙が報じている。
 昨年の大統領選と統一選で惨敗を喫したPSDBは、ドリア氏が中心となって改革を行うことがかねてから予想されている。ドリア氏は14日に行われたサンパウロ市の党大会後に、6月に開催される全国党大会後に全国の党員を対象とする意見調査を行う意向を明らかにした。
 この大会の中でドリア氏は、「党改革のためには厳格な姿勢が必要」と語っており、場合によっては、収賄その他の容疑がかかっている、元パラナ州知事のベト・リッシャ氏、元ミナス・ジェライス州知事のエドゥアルド・アゼヴェド氏、14年大統領候補のアエシオ・ネーヴェス氏らの追放もあり得るとした。
 さらに、ドリア氏はPSDBの党名変更も考えているという。だが、これに関しては、党内の大半が、カルドーゾ政権の功績などを考慮し、反対の立場だという。