ブラジル日本民謡協会(塩野彰会長)が主催する「第52回日本民謡ブラジル大会」が28日午前8時半から、サンパウロ市の宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で催される。入場無料。
今回はおよそ100人が参加する。うち地方在住者が多数を占め、純ブラジル人の若者も。年齢別で各部門に分かれ、日頃の練習の成果を競い合う。
なかでも最も注目が集まるのが、12月に日本で開催される「令和元年日本民謡民舞全国大会」の出場を賭けたブラジル支部代表者決定戦だ。優勝者の部で上位得点者となった10人で競われる。(午後2時半頃)
その他、昼食後の余興ではレジストロ大和会少年少女の部による踊り、グループ民とタウバテ少年少女民謡会が本荘追分など3曲を披露する。
案内のため来社した塩野彰会長、佐藤元宏実行委員長、松浦アントニオ副委員長は「最近では純ブラジル人の若者も技術を磨き、味が出てきている。一世も少なくなり、民謡協会も過渡期を迎えている」と話し、「性別や年齢も違えば、それぞれに声質も違う。生の歌声はレコードで聴くのとは全く違う。民謡の醍醐味をぜひ味わって」と呼びかけた。
問合せは、塩野会長(11・99997・7929)まで。