サンパウロ州内の暴力犯罪が、州内の人口5万人以上の市全体の57%で減少を記録したと、6日付エスタード紙が報じている。
ソウ・ダ・パス研究所が行った調査によると、2018年は、暴力犯罪に遭う可能性を示す、暴力犯罪に対する暴露指数(IECV)が、人口5万人以上の139市中、57%にあたる79市で低下したという。この指数は人口10万人当たりの暴力犯罪発生率を基に算出される。
この指数が最も高く、最も危険とされたのは、バイシャーダ・サンチスタ(サントス海岸部)のイタニャエンで、IECVは48・8だった。昨年は1位だった内陸部のロレナは、46・3で2位となった。海岸部のカラグアタツーバやウバツーバ、内陸部のグアラチンゲタ、アルジャー、イビウナなどはIECVが30を超えた。
最も低かったのは、カンピーナス地方のヴィニェードの5・9。サンジョゼ・ド・リオ・パルドが6・0でそれに続いた。また、指数を大幅に下げた10市中、4市はリベイロン・プレット地方の市で、指数は37~57%改善した。
ヴィニェード市の関係者たちは、数値改善で、順位が33アップしたのは、「防犯カメラの設置と教育部門に力を入れたのがよかったのではないか」と語っている。