民主社会党(PSDB)全国党大会を前に、ミナス・ジェライス(MG)州支部でアエシオ・ネーヴェス氏を党に残そうとする動きが強くなっていると、8日付現地紙が報じている。
14年の統一選で大統領候補だったアエシオ氏は、17年に起きたJBSショックで、収賄罪による現行犯逮捕も危ぶまれた。以来、党内での居場所がなくなり、18年10月に下議選に当選したものの、新党首当選が有力視されている、サンパウロ州のジョアン・ドリア知事らは追放を望んでいる。
だが、同氏の票田であるPSDBミナス・ジェライス州支部が、4日に開催した支部会にアエシオ氏を登場させた。久々に公の場に出たアエシオ氏は、マスコミ関係者と話したり、ボルソナロ政権について語ったりし、支持者たちから拍手喝采を受ける姿も見うけられた。これは、全国党大会を前にした、MG州のドリア氏に対する抵抗ではないかと見られている。
党内改革を叫ぶドリア氏はPSDB入りが2016年と遅く、党内の伝統的な路線と反することも珍しくないことから、党内の古株の中には対立勢力もそれなりにいる。